伯爵令嬢シナモン「飛行船の殺人」 スキタイ文明/滅亡文明11
 

伯爵令嬢シナモン「飛行船の殺人」

小説、エッセイ、画塾

cinamon B 飛行船シルフィ― cinamon

スキタイ文明/滅亡文明11

これを文明とするか否かは異論のあるところであろう。支配都市にギリシャ系住民がおり、ギリシャ文字を使用していたという意味において、文明という要素を備えていなくもないが、歯切れは悪くならざるを得ない。滅びてしまった民族であり、彼らの足跡を示す資料は、メソポタミアやギリシャに記されているのみで、彼ら自身が記した歴史書の存在を私は知らない。

第11回 滅亡文明
スキタイ文明

20世紀の終わりにソビエト連邦が崩壊して独立したウクライナ共和国。そこの南部はかつてスキティア(スキュテイア)と呼ばれ、紀元前8世紀から紀元前3世紀において、活躍した遊牧騎馬民族国家が存在した。スキティアには諸部族が住んでいた。諸部族を統べるのは王族スキタイ「スコロトイ」という。



王族スキタイに支配された諸族には、カツリピダイ・農耕スキタイ・農民スキタイ・遊牧スキタイ・別種スキタイ・エナレスが存在する。

カリピッタイは、ギリシャ系で、穀物栽培をしていた。

農耕スキタイは、スラブ系とされ、穀物を栽培し河川交易で輸出していた。

農民スキタイはオルビオポリタイ(オルビア市民)を称している。黒土地帯という大穀倉地帯で輸出用穀物を栽培していた。ギリシャ風の習俗であったとされる。

遊牧スキタイは、農民スキタイの地の東にある草原地帯にいた。種族の系譜は判らない。

別種スキタイは、スキタイの分れで、叛乱を起こし、東に移り住んだ者たちだという。細かなところは判らない。



スキタイ美術は、墳墓の出土品で成り立っている。前期と後期に分かれる黄金装飾品で知られる。動物をモチーフとしたもので、前期において抽象的であったものが、後期になると写実的になる。

多神教で 竃の女神ヘスティアーほかを信奉する。日本語で竃のことを「へっつい」ともいう。スキタイが滅亡して1000年以上経っただいぶ後の時代のことだ。モンゴル諸族の一つであるタタール族が鉄を生産していた。製鉄炉でフイゴに送風装置のことをタタラといい、悔しがって地面を踏む時の様子が、送風板を踏むようなのでタタラを踏むという。戦車戦術で名をはせたヒッタイトに始まった鉄。これにまつわる言葉は、騎馬民族の名を冠しているようでもあり面白い。


    

  
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