伯爵令嬢シナモン「飛行船の殺人」 ダン・ブラウン著 越前敏弥訳 『ダ・ヴィンチ・コード』 角川文庫 2006年
 

伯爵令嬢シナモン「飛行船の殺人」

小説、エッセイ、画塾

cinamon B 飛行船シルフィ― cinamon

ダン・ブラウン著 越前敏弥訳 『ダ・ヴィンチ・コード』 角川文庫 2006年

 宗教象徴学者のロバート・ラングドンシリーズで、『天使と悪魔』に続く作品。概要は次の通りである。
 著名な、ルーブル美術館館長ジャック・ソニエールが暗殺される。背後には、狂信的なカソリックの一派がおり、彼を襲わせたのだ。主人公は、被害者が殺される直前に、請われてフランスにたどり着くと、被疑者にされ、国際警察機構から追われる側になってしまう。だが、前作同様に魅力的なマドンナ役の女性学者が登場する。フランス司法暗号解読官ソフィー・ヌヴーだ。社会現象となり、TVなんかでネタをばらしているので、結論からいうと、キリストが処刑された後、彼の子を宿したマグダラのマリアが、フランスに渡って女児を出産。その後、中世欧州の覇者メロビング王家に合流するのだが、「キリストは神の子で清い身体の独身だった」と主張する教会側と相いれない。その意を受けたカロリング朝を起こすピピンにより暗殺され、公式には断絶するのだが、実は子孫がいた。それがヒロインだというわけだ。
 アーサー王伝説にでてくる「聖杯」とは、実は、キリストからの子種で満たされた女性をさしている。ヒロインはその再来というわけだ。
まあ、物語というのは、パターン化されており、滅多に感動するということはないのだけれども、やはり、歴史的事実をこれでもかという具合にだしてきて、リアルな大虚構世界を演出する著者は時代の寵児だなあ、と感心した次第。
 よく訊く主人公ロバート・ラングドンの影が薄いという読者の声がありますが、そりゃそうですよ。ホームズ役は、事件ごとにでてくる別個のヒロインであって、ラングドンは常連ワトソンですからねえ。

スポンサーサイト

theme : 日記
genre : 小説・文学

line

comment

Secret

line
line

line
Google ペイジランク
ページランク-ナビ
line
奄美剣星
line
文鳥貴族
文鳥貴族
line
最新記事
line
「怪盗めろん」

 

line
「文鳥王トリスタン」
 
line
ブクログ
line
小説家になろう
line
amazon書籍
line
アルパカ版の恋太郎です
line
映画『副王家の人々』より
副王家の一族 
line
イアリング
 ekubo
line
チャイナドレス
chainadoress
line
ポーズ
sofa
line
魯迅記念博物館
inu
line
陽だまりの乙女
usagi
line
裸婦
うつぶせのジャスミン
line
sakasu
line
打ち上げ花火をあげられる四季の風景時計
line
PC広告Amazon
line
テーブルと椅子
椅子3   
line
sub_line
プロフィール

奄美剣星 (狼皮のスイーツマン)

Author:奄美剣星 (狼皮のスイーツマン)
1930年前後の歴史推理小説 シナモンと素敵な旅をどうぞ

line
ranking 1
 
line
ranking 2
人気ブログランキングへ
line
置手紙
おきてがみ     
line
Twitter ぼたん
Sweetsman7をフォローしましょう
line
レッドバロン
line
検索フォーム
line
QRコード
QRコード
line
所収作品について
文献・画像等引用の場合は引用元を記載。自作小説倶楽部作品著作権は各著者に帰属。それ以外の文藝作品・絵画写真画像に関する諸権利は当該ブログ管理人に帰属。無断複写転載を禁じます。
line
カジュアルのシナモン
シナモンアップ 
line
リンク
line
マラッカ要塞
marakka
line
珈琲館の割れ甕
城南
line
地図
line
草原の乙女
sougenn
line
バー
eruhurio  
line
海へ行こう
umiheyuku2
line
祖母
  umiheyuku 1
line
洗い髪
araigami
line
癒しの音楽
line
sub_line